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【導入事例】発注者と施工者が共に挑む現場業務の負担軽減。Modely活用で52.9時間の省力化を実現!(広成建設株式会社&西日本旅客鉄道株式会社)

広成建設株式会社(以下、広成建設)は、東岡山での線路下の道路ボックス新設プロジェクト(西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)発注)においてModelyを導入し、大幅な省力化と精度の確保を確認しました。
本インタビューでは、施工者からの積極的な提案によって実現した導入の経緯から、現場での具体的な成果、そして将来の標準化に向けた展望までを伺いました。
発注者と連携し、従来手法からの“置き換え”として導入
ー御社(広成建設様)についてどのような企業か教えていただけますか?
広成建設:広成建設株式会社は、JR西日本グループの総合建設会社として、鉄道インフラを中心に社会基盤整備を担う企業です。駅舎・高架橋・橋梁・トンネルといった鉄道関連施設をはじめ、公共施設や民間建築物の新設・補修工事まで幅広く手がけています 。鉄道という社会に不可欠なインフラを支える存在として、確かな技術力と品質管理を強みとし、街づくりの一翼を担っています。
ーModelyの導入前、従来の配筋検査における課題感はどのようなものでしたか?
広成建設:従来の配筋検査において、写真撮影や帳票作成に多大な人手と時間を費やしていました 。
特に、膨大な枚数の写真撮影およびその整理が現場担当者の大きな負担となっており、これをいかに効率化するかが長年の課題でした。
ーModely導入までのプロセスや、その中での決め手を教えてください。
広成建設:今回の工事は、道路ボックスの新設ということで、事業主体にも、その適用に問題がないかを、発注者から確認してもらいました。また、JR西日本主催のグループ会社も参加する建設DX等のWG(ワーキング)の場において、大鉄工業様が手柄山の新駅建設現場でModelyを使用し、良い成果を得ていたことを知っていました。
広成建設社内でも従来手法に加えてModelyを試行する流れはありましたが、前述の手柄山新駅の現場で既に実績が出ていたこともあり、本現場では部分的な試行ではなく「従来手法からの置き換え」として、発注者に積極的に提案しました。前述の手柄山での実績も踏まえて、今回のModelyでの配筋検査の実施が承認されました。
配筋検査で52.9時間削減。約46%の省力化を実現
ーどのような現場でModelyを活用しましたか?また、得られた成果を教えてください。
広成建設:ボックスカルバート構築における配筋検査に適用しました。今回は、3つのボックス構築工事においてModelyを適用したのですが、成果としては、現場での検測および書類作成において、全体でのべ52.9時間の削減(115.0時間→62.1時間)となり、約46%もの時間削減に繋がりましたし、精度面でも問題ないことが確認できました。
ポイントは以下のとおりです。
- 現場検測の省人化:従来のカメラとコンベックスを用いた手法では、現場検測は2名体制でしたが、Modelyの導入により1名での作業が可能になりました 。
- 写真整理の省略:従来の手法で1,320分(22時間)を要していた「写真整理」の時間がゼロになりました 。Modelyでは点群データから自動的に情報を取得するため、膨大な現場写真を選別・整理する手間を省くことができました 。
- 書類作成時間の圧縮: 書類作成全体にかかる時間も、従来の4,260分から1,920分へと半分以下に短縮されました 。現場で取得したデータからModely上で帳票化するまでの時間は、1箇所あたりわずか10分程度にまで効率化されています 。
- 精度の信頼性:コンベックスによる実測値との差も規格値以内に収まり、高い計測精度を確認できました。


精度確認の様子
ー操作や運用において、課題と感じる部分はありましたか?
広成建設:使用して初期の段階では点群取得がうまくいかず、何度か再計測する場面もありましたが、すぐに慣れて点群取得の際の動き方や撮影往復回数などのコツを掴んでいきました。
Modely自体の操作はわかりやすく、戸惑うことなく使いこなすことができました。
発注者も評価。「施工者の労力削減」を前提としたDXへ
ーModelyの活用に対する、発注者(JR西日本様)としての反応はいかがですか?
JR西日本:Modelyは、点群データを活用した一つの技術であり、施工者の負担軽減と品質確保を両立させる手段として高く期待しています。発注者としても、より良い施工環境を実現すべく、「施工者側の労力削減」を意識した取り組みが必要だと認識しており、現場がModelyのようなシステムを当たり前に取り入れられるような仕組みの構築が必要であると考えております。

ー現時点でのModelyに対する評価を教えてください。
広成建設:効率化の効果は間違いなく出ており、特に鉄筋検測機会の多い大規模プロジェクトにおいては費用対効果の面においても非常に有効なツールだと確信しています。当初は操作に慣れが必要でしたが、習熟すれば写真整理の時間がほぼゼロになるなど、現場の負担軽減におけるインパクトは非常に大きいです。
Modely
LiDAR付きのiPad等を活用することで点群データを取得し、その点群データを3次元モデルに変換することで、配筋検査における検査項目の実測値を自動で帳票化することが可能です。
NETIS登録技術であり、100社以上の企業にご導入いただいている実績豊富なサービスです。
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