概要 3D配筋検査システムModelyにおける鉄筋間隔の精度検証を行いました。 鉄筋模型を用いた鉄筋間隔の精度は、 0.3Φの結果が得られました。(ただし、Φ : 鉄筋径)...
【導入事例】滋賀県の実施要領適用へいち早く対応。現場打ちマンホールの配筋検査をデジタル化(株式会社明豊建設)
小畑様(株式会社明豊建設 )
株式会社明豊建設(以下、明豊建設)は、滋賀県発注の「琵琶湖流域下水道東北部彦根南第二幹線田附新海工区管渠工事」における現場打ちマンホール(5基)の配筋検査においてModelyを導入し、検査人員および準備時間の大幅な削減を実現しました。
本インタビューでは、新技術活用に積極的に取り組む同社が導入を決断した背景から、狭隘な現場条件下で得られた具体的な成果、さらに今後の活用拡大への展望までを伺いました。
新技術に挑戦する企業姿勢と、Modely導入のきっかけ
ー御社(明豊建設)についてどのような企業か教えていただけますか?
小畑様: 当社は滋賀県長浜市に拠点を置き、創業87年を迎える総合建設企業です。土木・建築工事をはじめ、生コンクリートやアスファルト合材の製造販売、さらには環境緑化事業や不動産事業など、多角的に事業を展開しています。 建設業界全体でも技術継承が課題となっていますが、弊社では新しい技術を積極的に取り入れることで、若手社員へのノウハウ共有や業務効率化を推進しています。
ーModelyを知ったきっかけは何ですか?
小畑様: もともと当社には「新しい技術を積極的に取り入れ、時代の変化や他社の動きに遅れを取らないように挑戦し続ける」というスタンスがありました。 そうした中で、滋賀県において「デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領」について運用されることになり、「これはまさに挑戦すべきタイミングだ」と判断しました。そこで、要領に対応できるデジタル配筋検査システムについて調査・検討を進める中で、Modelyを含むいくつかの製品を知り、比較検討を行いました。

従来検査の課題とModelyを導入した決め手
ー従来の配筋検査における課題はどのようなものでしたか?
小畑様: 従来の配筋検査では、鉄筋が組み上がった後に、検査のための段取り(リボンテープの貼り付けや写真撮影など)を行う必要がありました。そのため、現場作業を止めてしまうことや、準備と撮影のためにどうしても人員として3名程度が必要になることが課題でした。 特に今回の現場は「現場打ちマンホール」であり、深さがある狭い空間での作業となるため、安全面や作業効率の観点からも、省力化が求められていました。

ーModelyをお選びいただいた理由を教えてください。
小畑様: 導入にあたってはModelyを含め2社の製品を比較検討しました。他社の製品は、写真を撮影してその画像データからピッチなどを算出するシステムでしたが、複雑な形状やフープ筋への対応に不安が残りました。 その点、Modelyは点群データを活用するため、今回のようなマンホールの円形フープ筋などでも対応ができると感じました。現場の特性に最も適していると判断し、Modelyの採用を決定しました。
その後展示会などで、その他のデジタル配筋検査システムも触ってみましたが、Modelyが一番良いのではないかと感じました。
■フープ筋での活用事例
【導入事例】3D配筋検査システムModelyの活用により鉄筋籠の検査において現場作業の68%の省力化を実現!(前田建設工業株式会社)
スムーズな発注者協議で、周辺機器も含めた費用計上を実現
ー新しい試みとして、発注者との協議や費用面での調整はスムーズに進みましたか?
小畑様: 今回は受注者希望型での実施でしたが、滋賀県も新しい要領の活用に前向きだったこともあり、導入に向けた協議は問題なく進めることができました。 費用面についても、Modelyの利用料やその他経費について見積もりを提出し、協議を行いました。その結果、要領に基づいた運用に必要な経費として、しっかりと認めてもらうことができました。
滋賀県発注の現場打ちマンホールで、立会人数・時間を大幅削減!
ーどのような現場でModelyを活用し、どのような成果が得られましたか?
小畑様: 今回は滋賀県発注の令和6年度 第GE11-12号 琵琶湖流域下水道東北部彦根南第二幹線田附新海工区管渠工事における「現場打ちマンホール(5基)」の配筋検査で活用しました。その結果、以下のような定量的な成果が得られました。
- 検査人員の削減: 従来3名必要だった事前準備・立会人数を1名に削減。
- 準備時間の短縮: 現場での準備作業時間を45分から15分に短縮。
狭いマンホール内での作業でしたが、iPad Proを活用して点群を取得するだけで済むため、現場での拘束時間が大幅に減りました。 また、今回は発注者(滋賀県)との立会確認を「Web会議システム(遠隔臨場)」で実施しました。Modelyの画面共有を通じて検査を行ったため、発注者の方の移動時間がゼロになり、双方にとって大きな業務効率化となりました。

ーModelyの現場担当者や発注者の反応はどうでしたか?
小畑様: 現場からは「段取りの手間が減って楽になった」「作業を止める時間が短くて助かる」といったポジティブな反応がありました。 発注者である滋賀県の担当者様からも好感触をいただきました。 また、今回の取り組みは創意工夫として提出しており、加点評価も期待できると考えています。新技術活用による工期短縮や省力化への姿勢を評価していただけたのではないでしょうか。
■滋賀県からのコメント
3Dデータによる全体のわかりやすさや、現場への移動時間の削減など、有益な技術であると感じました
直感的な操作で、若手への技術継承にも寄与
ー操作性やサポートについてはいかがでしたか?
小畑様: 操作は非常に簡単で分かりやすく、すぐに習得することができました。私自身はもちろん、別の若手社員に操作を教えてみたところ、問題なく現場での点群取得やデータの解析操作を行うことができました。 ヘルプセンターの内容も分かりやすく、疑問点があればすぐに解消できたため、スムーズに運用に乗せることができました。

Modelyへの評価と今後の展開
ーModelyに対する評価と今後の期待を教えてください。
小畑様: 点数は10点満点で8点です。 製品自体の性能や使い勝手は良く、現場の省力化に大きく貢献してくれました。特に、現場での作業時間が短縮されたことは間違いありません。 今後の期待としては、今回のような小規模・単発の構造物(ボックスカルバート等)で利用する際の、費用プランの柔軟性ですね。 会社として「新しい技術には遅れずに取り組む」という姿勢でいますので、条件が合う現場があれば、ぜひまた活用していきたいと考えています。
Modely
LiDAR付きのiPad等を活用することで点群データを取得し、その点群データを3次元モデルに変換することで、配筋検査における検査項目の実測値を自動で帳票化することが可能です。
NETIS登録技術であり、280社以上の企業にご導入いただいている実績豊富なサービスです。
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