概要
- 3Dインフラ補修システムHatsuly[1]におけるはつり体積推定の精度検証を行いました。
- はつり体積の精度は、6%以内の結果が得られました。
- Hatsulyは、NETIS登録済です。(NETIS登録番号 KK-230066-A)
目次
1.検証条件
a)計測デバイス・ソフトウェア
点群取得には、以下のデバイス、ソフトウェアを用いました。
- デバイス:iPad Pro
- ソフトウェア:モバイルアプリ Scaniverse
b)対象物の仕様
c)撮影条件×はつり深さ
-
はつり深さ=4パターン
- 0、‐10、‐20、‐30mm
- 模型開放面から10mm刻み
2.検証方法
3.結果
a)計測データの分布(統計処理)
- 生成した3次元モデルを用い、誤差を評価する。
- 実測値と推定値の差分は、相対誤差(%) = (推定値 - 実測値)/ 実測値 で評価する。
- 相対誤差を使用する理由は、検証する際の体積の観測値が条件により大きく異なるためである。
- 全データにおいて±6%の誤差範囲に収まっている。
b)撮影条件による違い
c)はつり深さによる違い
- はつり深さ(0、‐10、‐20、‐30mm)よる差は、ほとんど無い。
4.まとめ
- 3Dインフラ補修システムHatsulyにおけるはつり体積推定の精度検証を行いました。
- はつり体積の精度は、6%以内の結果が得られました。
- Hatsulyは、NETIS登録済です。(NETIS登録番号 KK-230066-A)
5.さらに詳しく知りたい方へ
6.参考文献
- 3Dインフラ補修システムHatsuly
- NETIS登録番号KK-230066-A